くらしの支援NETWORK

 
Flash レポート[ 車いすとトロッコ列車に乗ろう]2009.10.21

〝乗りものが変われば世界が変わる〟
ぬけるような青空でした

■ 島田和子
昨日はとっても楽しかったです。◎人と人との繋がりが大切なのだと思います。 今日は皆さんとお話しが出来て良かったです。 ◎困っている人やハンディのある人の視線にたって物事を考えられることは素晴らしいことだと思います。 ◎優しさや理解は励みになります。 ハンディのある人や苦しい環境の中で一生懸命に生きている人との関わりからは励ましを受けます。 ◎どちらかが一方的に受けたり、与えるという関係は虚しいと思います。(>_<) ◎一方的に与えている側は偽善か高慢。 一方的に受けていたいと思う人は甘えでしかないと思います。 ◎人はお互いに相手を必要とし、必要とされて良い関係が作れると思います。(^O^)/ ◎暮らしのネットワークはとっても素敵な関係で繋がっていると思います。 学歴や知識のない私達夫婦でも楽しく過ごせました。これからもよろしくお願いいたします。(^-^)/





■ 河内 一
車いすを使っての研修会は、奈良の東大寺、京都宇治の平等院に続いて3回目でしたが今回ジャリ道を一人で乗りこなす大変さを経験しました。
絶好の行楽日和に恵まれほんの少し色づき始めた紅葉を見ながらとても楽しく有意義な一日を送らせてもらいました。その中でも島田ご夫妻の積極的な生き方の一端がうかがえるご意見や車いすを押す人と乗る人との心の通い合う一体感が大切だという考え方、とてもいいお話だなあと思いました。人間は一人では活きられないし、障害のある人が一方的に他の人の思いを受けているはずがなく、お互いに足りないところを補い合う人間同士だという考え方にとても共感しています。
このようなすばらしい機会を与えてくださったことにとても感謝しています。
ありがとうございました。


※ 島田和子さんは小児リュウマチで病気と共存しながら今日まで車いすから見た世界を見てこられました。優しいご主人と出会われ子供さんを育てられとても柔和なご夫人、というより少女のような感じの方です。この日のお二人から大切なことをいっぱいいただきました。










■ 北川一雄
秋晴れの空の下でとても楽しい1日を創れました。車いすに乗る人、押す人みんなで話しながらそれぞれの繋がりを深めていくことのすばらしさを肌で感じながら歩いていました。
特に今回は生まれて初めて電動車いすに乗る機会があり、ゲーム感覚の微妙な操作を楽しみました。電動車いすに試乗をして『僕も歩けんようになったらこれや!』という人がいて、今後はますます電動車いすが増えるだろうと思いまた。
嵯峨野めぐりをしながら電動車いす、車いす、歩行者、自転車、自動車などがうまく共存できるような走行のあり方を考えました。道路のあり方も一考ですが、自動車教習所で免許を取る人に車いすで車と一緒に走る時間を設けるなどです。




■ 橋詰ひとみ
島田さんの感想見ました。その通りだなと、思いました。お二人初めて参加なのに、緊張する事もなく楽しめたようで本当に良かったなと思いました。
ゲームも皆、楽しんでいただたようで安心しました。
まず下見していただいた方々に感謝です。トロッコ乗車は.目を開けてる時はまるで幼稚園の遠足のよう。目を閉じてると、戦時中に疎開先へ移動する電車に乗ってるようでした。それと島田さんご夫妻には暖かい夫婦の絆を感じました。一見ご主人がご病気の奥様を一方的に支えているように見えて実はお互いに支えあってる、そんな風に感じました。とても感動しました。お天気も良く、皆、元気で楽しめて良かったです。


※ お二人が緊張なく参加してくださっているのは永年の友達が支援NETの創り手だということがあります。また支援ネットには誰をも自然体で受け入れる空気が有るということです。そういう空気が育ってきたということでしょうか。







■ 石原早苗
今回初めて車いすでの外出企画に参加させていただきまいた。
支援NETの皆様の常日頃から行いがいいのでしょう! 紅葉には少ばかり早かったものの雲ひとつない最高の秋晴れでした! 車いすに乗る立場と押す立場の体験したわけですが、JR嵯峨野駅前で車いすから立ち上がってさっさと歩いて乗り手、押し手を交代する様子を見ていた人力車のイケメン車夫さんが「興味ぶかい団体だ!」と言いました。
《車いすに乗って》
段差を後輪で移動するとき 声掛けのなく突然上にあげられ思わずびっくりした。対向から車が来るとき自分に向かって来るようで恐怖。小さな段差でも震動が想像以上に強い。階段の昇り降りは高度の技術や押す人の力がいる。砂利道は振動があるし思うように動かない、後輪を使っても押す人の力がいる。視点が低いことの配慮がない。
《車いすを押して)》
前走行の車椅子の車輪に気を奪われていて押されている介助者の足を踏んでしまった。想像以上に押す側も体力がいる。車いすを押す人ができる限り車椅子に接近すると背筋を伸ばせて体が楽だけでなく、乗っている人とコミュニケーションがとれる。
今回、島田さんの電動車椅子の試乗を体験させていきました。障害があっても少ない力で簡単に移動でき、自分の行きたいところに行けることが可能になることはより健常者と同様の生活を可能にする素晴らしいことです。そしてご夫婦が一体になり相手を思いやられていることがよくわかりました。
また、観光地なので配慮してあるほうだと思いますが、まだまだ障害者に優しいまちづくりが推進されなければならないと思います。私は素人ですので車いすの扱いは下手ですが楽しい一日でした。


※ 電動車いす使用者に手動車いすに乗り移ってもらっての私達の試乗でした。なかなかできない体験を可能にさせてくださったのには本当に感謝です。イケメン兄さんが『興味ぶかい団体だ』との声には誇りを感じますね。





■ 梅田ゆき子
昨年の宇治行きに続いて車椅子で行く遠足には2度目の参加でした。
お天気最高、自分のコンディションも良好で、とても楽しかったです。
お世話いただいた幹事の皆様、本当にありがとうございました。
くらしの支援ネットに参加するまでは、車椅子利用者の知人、友人は一人もいなかったのですが、今年の遠足で、車椅子利用者の知り合いがまた一人増えました。
車椅子に対するマイナスイメージが払拭されて、車椅子は、「歩くのがしんどい人が自由に活動できるとても便利な乗り物」と思うようになりました。特に電動車椅子は快適でした!
また、ワンポイントアドバイスで教わった、「車椅子を押すときは、体を車椅子に密着させると、押す方も乗っている方も安定感が得られて楽になる」というのを実体験しました。ちょっとのコツと心遣いでこんなに違うとは驚きです。来年の遠足まで憶えておかなくっちゃ…
嵯峨野界隈はちょうど観光シーズンで、人通りも多く、人力車が通ったり、踏切を越えたりと、安全面で気を遣いましたが、スケジュールがゆったりしていたので、お喋りしながらゆっくり歩けて良かったと思います。ただ、落柿舎の入口、去来の墓の入口は段差が高すぎて車椅子では入ることができなかったのは残念でした。まだまだバリヤ有りの場所が多いのですね。


※ 車いすに対するマイナスイメージが払拭されて、車いすは『歩くのがしんどい人が自由に活動できる便利な乗り物』、なんて素敵な表現なのでしょう。 現に、当日歩くのがしんどい人が優先的に乗っていました。





■ 難波洋子
障害の有無にかかわらず参加者全員で嵐山→トロッコ列車→嵯峨野めぐり楽しい1日を下見し、お世話くださいました方々本当にありがとうございました。
そして、電動車いすの操作の説明など利用されるご本人より教わり、初めての試乗体験もしました。障害者、健常者同士が支え合い学び、楽しみ、笑い、涙し、そんな地域サポーターが増えるといいですね.島田さんご夫婦からいろいろ学ばせていただいたこと感謝いたします。




吉川美幸
陽光を受けて嵯峨野路を訪れ、学生時代の散策、懐かしい記憶をたどりながら、楽しい一日となりました。
車椅子体験学習の中で、乗せてもらうお役目をいただき、皆さんの温かい応援と、元気をいっぱいいただきました。
自分の予想をはるかに超え、変形ひざ関節症を抱え、痛みと、迷いの半年間でした。
先月、参加のお声掛けをいただいてから、約1か月、皆様にご迷惑をかけてはいけないと、尻ごみさえしていました。でも、勇気をもって参加させて頂き、感謝です。
支援ネットワークのご近所さん、同窓生、障害のあるなしを問わず、和気あいあい、そして、お互いから学びあいたい!!という、熱い思いが、一つの輪になって、和み、癒される、素晴らしい仲間、グループがある、改めてそんなことに気付く、一日となりました。
皆さまから頂いた、勇気という心のビタミン、それは、また、一歩前進、一層の力となって、昨日よりは今日、今日より明日へと、繋がっていくと思います。
以前より休んでいたプールにも、チャレンジ、前向きにリハビリに取り組んでいきたい、積極的なイキイキした中高年の第2の人生を歩みたい!!と、思います。
本当にありがとうございました。
参加できたこと、心より、お礼申し上げます。


※ 毎月の学習会ではふれあえない人と人との関係が生まれたようです。例えば今回の取り組みのように人はともに創ることによって互いの重要な存在を確認し合うのでしょう。それはやはり与えるだけの関係、与えられるだけの関係ではない相互に関係し合う、成長し合う関係が重要なのだと学びます。




大杉恭子
紅葉には少し早く、時には夏日を思わせる暑さも残る?快晴の一日、車いすを押したり、載せていただいたりと、竹林、田園の広がる風景を満喫しつつ、支援ネットの取り組みに参加させていただきました。参加されている方々の名前も少しずつ覚え、久しぶりにたっぷり歩いた実感、充実した一日をありがとう、仲間に入れていただいたことに感謝です。





瀧田明子
ほんとにご苦労さまでした。みんなの心が一つに輝きを見せてもらった一日になりありがとうございます。みんなの笑顔がみんなの心に染み込んで島田さんの心も仕合せと言って頂き感謝。有り難いの一言です。









■ 北川美子 トロッコ電車での出来事]
トロッコ電車には車いす利用者がお二人、後は車いすを体験するもの18名が乗りました。車いすは電動が1台、手押しが1台です。かなりまえから指定席を取っていましたので皆さん指定の席につき、楽しんでいました。
ところが車いすの指定席が電動車いすで埋まってしまいもう1台はちょうど乗客の乗降の場所になってしまいました。途中の駅に何回か止まるのですが、乗客は車いす使用者を察するどころか、邪魔者扱いのようにして乗り降りしていきます。皆さん自分の楽しみが優先という気配です。
邪魔者扱いのよう・・・これなのです。これが障害をもつ人が楽しいはずの場で権利を訴えなければならなくなるか、卑屈になって外に出て行けなくなるか・・・利用に楽な(人の対応)ところばかりを探して行くか・・・
乗務員は一般客に気を使ってか、また業務に支障が出ないようにか、やはりあまり気持ちのよい対応ではなかったのです。邪魔者扱いです。私は隣車両にいた乗務員に『邪魔者扱いではないですか』と訴えにいきました。乗務員はなぜ邪魔扱いなのか車いす利用者に弁解に来ました。いろいろ弁解をしていましたが、私はまた違う意味で注意するために乗務員の腕をつかんでとなり車両まで引っ張っていきました。『いろいろ事情があるだろうけれど、車いす利用者の前でそんなこと言ったらいずらくなるじゃありませんか・・・』と注意したことで少しは気がついていただけたことと期待したいです。


私も例外ではないのですが、旅先で羽を伸ばしているとき、急いでいるとき、疲れているとき・・・、どんなときも周りの人のことが考えられる余裕が欲しいです。健常で楽しみ方がいろいろある人は特にです。そして仕事でマニュアルどおりにいかないときのゆとり・・・欲しいです。


この乗務員さんが賢明で次に車いす利用者を見かけたとき、的確な対応ができることを期待したいです。また、的確な指定座席の配置などなど改善点もあるでしょう。しかし誰もが思う幸せな出会いは人の余裕ある態度なのです。人はそこに出会えてこそ成長できる。