くらしの支援NETWORK






2010.10.27
 ともに創る〝車いすを楽しむ 2010〟





くらしの支援NETWORKでは
 参加者とは創り出す当事者のことです
 たくさんの当事者のみなさんに
 〝車いすを楽しむ〟をありがとうございました











































































■□ 島田和子(この日の案内人)
北川さんのおかげで何とか話すことができ、ホッとしています。景色も良かったし、何よりも皆さんとコミュニケーションが出来て嬉しかったです。(^-^)/ 皆さんの名前を覚えていなくて・・・早く名前を覚えたいです。f^_^;
やはり自分の力不足を感じました。(T_T) 不得手の上にコミュニケーション不足を痛感しました。もう少し話す能力を身につけたいです。いかに受け身だったか・・・人の評価を気にしているのかな?もう少し自分をさらけ出して頑張ります。(^O^)/ 自分が気を使うと相手にも気を使わせることになります。本音で話せるようになりたいです。f^_^;  自分の思いをキチンと相手に伝えることは誠意だと思います。頑張ります。(^O^)/


車いす講習では段差や坂道、階段の登りかたなど車いすの押しかたを学びますが、コミュニケーションができれば自分の口で伝えられます。心が触れ合えるのは嬉しいです。(^-^)/ みなさんの名前を覚えられないのは、コミュニケーション不足と受け身だったからだと思います。(?_?) 勉強します。




■ 杉谷紀子
昨日は島田さん御夫婦、そして参加された皆様、楽しい一時を本当に有難うございました。
島田さんの穏やかな笑顔、私と皆さんの笑顔と、笑顔が一番と改めて感じ入りました。そこで島田さんに質問なのですが、まだ幼い頃に小児リュウマチを発病されハンディを背負ったまま大きくなられたぶん、精神的な迷いや苦痛も随分と抱えられたと思うのですが、どうしてそんなに幸福そうに笑えるのですか?そんな失礼な質問をしたくなるほどに素敵な笑顔でした。


さて、車いすに乗る立場と車いすを押す立場は随分違いますが、今回はその両方を体験してみるという実習でした。一番違うのが立つ人と座っている人の目線でしょうか。押す人の声のかけ方、段差への気配り、コミュニケーションがとれているのかどうかで乗り心地も随分違うという意見もでました。また、押す方にとっては歩道であっても段差やデコボコの道、排水のためか斜めになっている歩道が京都ではまだ多く、車いすではまだまだ歩きにくいのが現実のようです。誰もが何時かはお世話になる可能性のある車いすですから、車いすごとの一人の人間としてより歩きやすい道路をつくって頂きたいと思います。
また、お年寄りや障害者に対する世間の意識が徐々に変わりつつあるのを最近強く感じています。利用者を車いすに乗せて少し手間取っていたら、お手伝いをしましょうか、大丈夫ですか?等、声をかけて頂くことが多くなりました。特に若い方にその傾向が多くみられます。頼もしく大変嬉しい事です。
 楽しい一日でした。ありがとう! 人間って素敵ですね。




■ 橋詰ひとみ
島田さんご夫妻の案内で、桂川縁の散歩コース、田園あり山ありで、のどかな気持ちにさせて頂きました。少し残念に思った事は、上り下りの坂はありましたがほとんど平坦な道だったので、学習する面ではすこ〜し物足りない気がしないでもないですが、一歩でも進む事に意義がありますもんね。
車いすに乗られる方が一体に思え、あらためて大袈裟ですけど命を預けてるんだと思うと、身がひき締まる気がしました。介護の仕事で利用者様と散歩などで手つないで歩いてると、私を信頼してるんだなと感じ、幸せに思います。車いす介助していて、何か良く似た気持ちになりました。私がそう思ってるという事は、車いすに乗られてる方も・・・そうだったら嬉しいです。そう、気持ちは手つないで歩いてる様でした。それが自然で嬉しかった。技術でなく心を勉強させて頂きました。




■ 吉川美幸
秋の空と雲と、心地よい風、よき友人に恵まれて、貴重な「車いす体験学習」に参加できました。皆さんの熱い思いに、感謝です。
父を車いすに乗せて押していたのが、つい昨日のように思い出されたり、自分が乗せて頂いての、思いがけない発見や、押す人、押せてもらう人とのお互いを思い会う「こころ」を、改めて、小さな体験がまた一つ、人生の灯りになると思います。
出かけて行って人に出会い、思いがけないハプニングに出会っても、いつの間にかクリアしていけることに、膝を痛めてからつい後ろ向きになりがちですが、敢えて前向きに考えられること、感謝です。
島田様ご夫妻からのメツセージにも、勇気と、元気をいただきました。何を感じ、何をするか、そして、問題提起し発信していくことが、支援ネットの素晴らしいところだと思いました。車いすに乗せてもらうお役目を頂き、有難うございました。




■ 大幸貴英
今回は車いすを楽しむということで、その通り桂川をぶらぶらと車いすを押しながら楽しんで来ました。
けれど油断すると大変。思わぬ事故になるということも学びました。僕は車いすに乗っている人のお手伝いをするときは必ず「あまり経験がないので、至らないところがあれば教えてくださいね」と言うようにしています。




■ 石原早苗
桂川河川敷の遊歩道は、時折、サイクリングする人、ジョッキングする人とすれ違います。車いすからの車窓(?)は、秋の野菜、草花が懐かしくも珍しくも感じ、久しぶりにゆったりとした時の流れを感じましたが、やっぱり下り坂は高度な技術がいるので不安でした。
そんな時、車いすの扱いに慣れておられる島田さんのご主人が騎手を交代して下さり、簡単に前向きのままで下れました。前輪を高く上げて搭乗者の視線が平行になるようにすることで身体も落ちないし搭乗者にも不安を与えないそうです。でも騎手に体力や技術が必要です。また少しの傾斜でも車いすは低い方に向かって動き、道路が平らでなく蒲鉾型なことを改めて意識します。
道路はまだまだ危険がいっぱいです。いつも自由自在に車いすで移動されておられる島田さんの奥さんでさえ、実際に事故に遭われたことがあり、危険を感じ不安を抱かれることがあることには驚きました。


そういえば昨年の〝車いすを楽しむ〟で、「車いすに身体を近づけること」が技術的にもコミュニケーションをとるうえでも必要なことを教わりましたね。「騎手と搭乗者」は「人の人との関係」、同格でお互いに思いやる心が大切です。そして、車いすで双方の立場を体験することで相手の立場に初めて気付き、自分が成長することは有意義なことです。このことは生活していく上のすべてに当てはまります。