くらしの支援NETWORK



Flash Report[ 私のマイケアプラン ]
〝 ワンポイント介護 〟は名優によるメタボ寸劇
「闘うリハビリ Ⅱ」から考える〝 私のマイケアプラン 〟



2009.04.15 私のマイケアプラン



くらしの支援NETWORKでは
 参加者とは創り出す当事者のことです
 たくさんの当事者のみなさんに
 〝私のマイケアプラン〟をありがとうございました

ワンポイント介護〝メタボ寸劇〟

くらしの支援NETWORKの名優



私のマイケアプラン

『闘うリハビリ Ⅱ』をみて書き出してみました
 ここから私のマイケアプランを探ります



①自分がもっとも関心(共感)のあったシーンはどこでしたか?
②上のシーンについて、それが自分だったらどうしたいと思いますか?



■ 瀧田明子
①● 患者がリハビリしている姿を見せられ、最初は「?」ってな感じでも時がたつにつれ、努力した姿が実感できることにより努力の心を生き甲斐へと本人が変えていく。人に言われ、指図されたのではない、本人の意志はたいしたものであることを教えてくれた。周りが助けることはできても、そして希望の心を引き出す助けはできても希望をもつのは本人、その努力の姿を本人に見せることは大事である。
②● リハビリの姿は恥ずかしいけど、努力する意欲を見せられることにつながるなら、頑張りに変えたい。(月1回学ばせてもらう場がいただけることを感謝、自分の日常では考えられない学びをありがとう)



■ 小西次子
①●『診療報酬の改定』に振り回されている現状。●52歳の建築士、まだ若くて力もあるのにリハビリを受けられない現状。●『国に助けてくれと言っているのではない。リハビリという杖をかしてほしい』
② ●リハビリによってできることが増えていくことは、本人はもちろん家族、介護者、も良くなる。個人の尊厳のためにリハビリを生活に組み込める医療制度を求めよ。

■ 梅田ゆき子
①● 昆虫カメラマンだった人の言葉《身体の回復よりも自分の人生の回復ができれば充分》。● できないことばかり観てしまいがちだが、できることに目を向けることによって自主性が生まれ、やる気が出てくる。● 国に望むことは《杖》を貸して欲しいということ。
②● 絶望の中から立ち直って、希望を持つために必要な“きっかけ”は人それぞれに違うので、それを見つけるのが難しいなと思います。あとは周囲の人の支えは絶対に不可欠ですね。



■ 匿名
①● 政府が“杖”になる、まず当事者が前向きになること!● 杖を失った→回復・・・・元に戻す→目標を持つ、人間回復力のすごさ。● 診療報酬、病院のジレンマ/厚労省に左右されている。
②● 在宅でのリハビリの専門的知識、定期的介入の必要性。● 理学療法士の増員要請。● 自分が当事者になったら生きる心、回復する望みを失う人に心理的サポートができる人の養成。● 人間ドックなど定期的検診の義務化→自分の身体の状態を知り、早く生活習慣病を気づき予防する。

■ 橋詰ひとみ
①● からだが動くか動かないかは別にして、今自分のやりたいこと、やれることをしたい。写真を撮りたいとおっしゃった人。● 身体が自由でいたいのは当然だけれどそうでなくても良い。それが問題じゃない。生命観を感じられるシーンでした。
②● 自分も身体が動き辛くなっても上のような気持ちになれるよう努力したい。私だったら何をしたくなるだろうなと思った。とりあえず今できること勉強して身につけたい。



■ 河内一
①● 自分のしたいことがあってリハビリの効果が上がる。楽しみながらリハビリの効果。● どんな状況にあってもリハビリは必ず効果をもたらす。医師の言葉ですが、そのとおりだと思います。● 家で家族ができるリハビリなんてたかがしれている。● 当事者に意欲を持たせることはできると思う。
②● 今までの生き方がリハビリを行う上で大きな力になる。● 一度でも当事者の思いを知っている人が知恵を絞って効果的なリハビリを考え出すことが大切だと思う。● アナウンサー→人にニュースを伝える→人に励ましを与えることに変わっていかれた藤田さんに拍手を送りたい。

■ 廣岡洋子
①● いろんな場面に出てきた。やる気をもたせる、という生き甲斐に通じることばがおおく、意欲を持つ、でてきたこと、やりたいことをやる。
②● 高齢で入退院を繰り返し,そのたびリハビリを繰り返している父、脳梗塞で麻痺のある母。今まで二人がどうすれば二人にとって一番良いのか考えてきました。私は『主婦』でありたいのか『母』でありたいのか『一人の人間として何がしたいのか』現在考えている最中です。高齢であっても若くても『生きる』ことは同じではないでしょうか。


■ 北川美子
①● リハビリを高額な自費で週1回しようする。またほんのちょっとしたリハビリという杖を貸して欲しいと訴える気持ち。このことについて、この人がその後どうなったかということに強い関心がある。写真家は、これまでやってきたこと(写真を撮る)を不自由なりにも取り戻すことができたことに感動した。● 上の二人を重ね合わせて考えた。麻痺のある足よりも麻痺のないほうを鍛えるというリハビリ医のインタビュー場面にもヒントはある。自由でなくてもやりたいことをやれる、そのことのほうが大事という写真家の言葉に強いエネルギーを感じた。
②● 状態が悪いと前向きに考えられないのだろうとは思うが、片手が使えるのなら、起き上がり、座位保持、車椅子移乗、洗面所までの車椅子走行を確保する。このことをリハビリとしたらどうかと思った。● 何ができるかということについて、写真家のように病後も続けられることがあったら良いなと思った。見つけたい。

■ 匿名
① ● 障害を持った本人、家族がいかに前向きになれ、外へ目を向けることができるか?
② ● これだけ前向きな気持ちになっていけるかどうか?リハビリ→良い医師に出会うことも?● 医療制度では限界がある。● 老老介護の問題も出てくる。

■ 匿名
①● 自分が今までできていたことができない。その絶望の中で、一歩を踏み出すきっかけを見つけ出すこと。それはたやすいことではないと思います。専門家からの適切なアドバイスによってそれを乗り越えてゆくシーンに共感しました。
②● できないことはできないこととして、“できることをどうのばしていくか”その考えかたを今から心の中心においておきたいと思います。週に1度でも指導をしてもらえる医療機関をなんとか探してリハビリに取り組みたいと思います。

■ 吉川美由紀
①● なんのために歩くのか→いえ、なんのために生きるのか?どこかでつまずき迷いながら生きているにもかかわらず心底やっぱり生きたい!!生きていればこそ出会える喜び。少しでも誰かの苦しみや悲しみにも心添えるように、それはたった一歩(自分の足で歩きたいという思い)歩けることへの心からの感謝につながるように思います。
②● 自分に負けない。リハビリは嘘をつかない。この言葉をもし忘れずにいれたら自分が病についたとき自分を励ましてあげられると希望を持っていたいと思います。● 膝や肩の痛みと今は上手につきあっているつもりですが、前向きでいたいと自分をふるいたたせながらも正直、へこんだり落ち込むことの繰り返しです。● 闘う→このチャレンジ精神を、今から少しずつ貯金しておけるようにしたいです。

■ 匿名
①● リハビリを受けたいのに受けられないビデオの現状。● 目的を持ったリハビリ。身体が動くと心も動く。ちょっと杖が欲しい。外に行くことの大切さ、情報!
②● 自分が自分でなくなり、目的を持ったリハビリなんて考えられるだろうか。● 下を向いて毎日,暗い顔で過ごしているのではないだろうか?● 大変だなとみているのと,自分がそうなるのとは全くちがう。

■ 大幸貴英
①● 入院時に6ヶ月後に退院させると病院側が説明するシーン。● いろんなリハビリ(麻雀・ゴルフ)をさせて楽しませながらリハビリをさせる施設の部分。
②● どうしようもない。● リハビリ関係者はもっと医学的関係者以外の人との交流を深めいろいろな意見、方法を取り入れるべき。

■ 匿名
①● 退院後の体力が衰えてきたとき再び療法士と本人の良くなりたい!!という気力とで最後体力が回復してきたところ。
②● まず、自分が今一番何をしたいか!!を考えてそれに向かって実行(身体を動かし行動する)身体の回復のみ考えず、心を目標に向けて日々精進すること。とても良い勉強させていただきありがとうございました。

■ 山田俊哉
①●『また息子と仕事がしたい』のシーンです。(適切なリハビリ→もっと歩きたい意欲→仕事がしたい)
②● 自分もそうしたい(そうできたらいいな)。自分の周りの人の中にもそんなプロの指導が必要であるのに受けられない。または知らない人が多くいるのではないか。

■ 北川一雄
①● 希望をもって努力する(ものすごく努力)。そのためには何のために努力するのかという目的が必要。● 人間はふしぎな回復力がある。● リハビリの専門家がもっと必要。
②● つねに目標をもつ生活をすること。目標は小さなことでよい。● 出来ないことより出来ることを少しずつでも達成させていくようにする。● それぞれは足し算ではなく、かけ算として結果が出る。


〝私のマイケアプラン〟に向き合っていただきありがとうございました。
あの短時間にもかかわらず、きちんとメッセージをいただけたことに感謝します。
こうした真摯な態度が相互のチカラとなって支援NETという場の空気、つまり文化を創っていきます。
暮らしを創るとは、地域を再生するとは、このような小さな個々の態度の積み重ねと想います。
NHKスペシャルの追っかけが役にたって本当によかったと想いました。
ありがとうございました。